SDGs地方創生事業部門|産官学連携による地方創生事業

SDGs地方創生事業部門は、持続可能な地域開発、それを担う地域プレイヤーの人材開発を主なタスクとして活動しています。

「今SDGsに取り組まなければ」とか、「SDGsはビジネスチャンス」と声高にSDGsを押し付けるのが目的ではありません。

地球温暖化による生息環境の変化、社会的に弱者と呼ばれる立場の人が出てしまう現実、資源が枯渇してしまう恐れ。今地球上には困った事がたくさん起きています。困ったことが積み重なった結果放っておけない事になっています。一方で、毎年訪れる四季の変化による山の木々の美しい光景、高度な教育を受けられるようになった事で得られた豊かな生活、技術革新による生産性の向上、など人が快適に生きて行く上で大切な事もたくさんあります。

地球上の放っておけない事に取り組み、快適に生きて行く社会を作っていく。快適に生きて行くには生きやすい環境を守っていく事も大切です。SDGsって意外に当たり前の事に具体的な行動目標を定めた指針だと思います。

私たちのミッションは地域においてそんな当たり前の事を実践していくリーダーを育てる事、心地よい地域を作るお手伝いをする事です。

1)主役は地域コミュニティ

地域においても私たちの身の回りにも困った事はたくさん起きています。

人口流出で働き盛りの層がいない、
高度な教育を受けられる場所や機会が少ない、
IT化が進まず満足のいく住民サービスを提供できない、
観光客が来ないので財源が乏しい、

困った事を一番よくわかっているのも、そこの人々にとっての心地よい暮らしをわかっているのも地域の方々です。

私たちに出来る事は地域の困った事を課題として抽出し、地域の人々が心地よい暮らしを持続できる解決方法を考えるお手伝い。

主役はあくまでも地域です。

2)課題はビジネスで解決

地域における課題には大きくわけて、そこで働く人、暮らす人たちの困った問題、いわゆる「地域課題」と、ゴミ問題、環境問題のような普遍的な「社会課題」が存在します。

経済的に豊かな地域を作りたいという地域課題解決の為に、有害物質を大量に排出する工場を作って環境問題を引き起こしていたのが前時代のやり方です。SDGs時代は地域課題の為に社会課題をないがしろには出来ません。しかしながら社会課題の解決にはコストがかかります。私たちは社会問題を克服しながら地域にも貢献する仕組みをビジネスとして稼ぎながら解決するビジネスモデルの提案を行います。

3)学生参加型プロジェクト

青山Hiconは、大学の研究室と直結しています。地域課題、社会課題解決型のビジネスモデル創出には、学術的研究に裏付けられたビジネス理論と、最先端のデジタルマーケティングが不可欠です。

学生にとって、プロジェクトへの参加は、地域や社会が抱える問題を知る場でもあり、実社会のビジネスを学ぶ場でもあります。

また学生の若い感性は時に私たち大人では気づかなかった新しい発想をもたらします。

現在青山Hiconでは、研究室のゼミ生参加のプロジェクトとして、東京多摩地区の地域課題と社会課題を解決する試験的ビジネスモデルとして、余剰食材を利用した地産地消型のスイーツ開発とイベントの企画、自分たちの研究成果を活かした高校生たちが学ぶSDGs教育プログラムの開発を行っています。

4)体験型学習プログラム

 

 

青山HiconはメインコンテンツであるSDGsアカデミアは主にビジネスリーダーの育成を目的につくられていますが、SDGs地方創生事業部門では、地域との連携、学生参加型プロジェクト実走という特徴を生かし、地方における体験型学習プログラムの開発と、青学生がつくるアクティブラーニングのコンテンツを開発しています。地方での体験型学習プログラムは修学旅行だけでなく、大人のフィールドラーニングの場として、旅行会社と提携した新しいツアーの創造を可能にします。

青学ハイコンでは既に能登地方で、能登地域の広域連携による能登SDGsツーリズム協議会を地元のステークホルダーと共に立ち上げ、修学旅行誘致に実績を上げています。

能登で体験するSDGs

 

報告書ではなく、共に汗をかく地域創生を|青山Hicon

「地方創生」「地域創生」の結果は、地域によって千差万別となるはずです。
しかし、考え方の多くは共通しているでしょう。

それは、他とは違う「ユニークな何か」を生み出すことによって、合理的理由というよりもその地域をただ好きな人を一人ひとり増やしていくことです。そして持続には、「ユニークな何か」が生み出せる人材<プロデュース型人材>を地域に育てることが大切です。簡単ではないかもしれませんが、よかったら私達と一緒に始めてみませんか。